あれ?もっと大きな声で言わないとだめだったかな。。聞こえているはずだけど。。
今回のテーマは「外国人相手に委縮して声が小さくなってしまう」問題
皆さんの周りにはいないだろうか。英語が全くできないわけでなないけど、外国人相手の会話になると急に声が小さくなる人。おそらく英会話レッスンなど同じ英語の会話でも相手が日本人だとそこまで声は小さくなっていないはずなのに、いざ実際に外国人と対面すると声が小さくなってしまう。
私も今まで何度も「え?聞こえていない?うそでしょ?」という場面に出くわしたことがある。
私が思うに原因は2つ。
1つ目の原因は文化の違い。
欧米人は基本声がでかい。というよりむしろ日本人が声が小さい人が多いというべきか。よく言われる日本語は語尾の音が小さくなり、英語は大きくなるので、英会話では語尾を大きく!といわれるが、そもそも欧米の人は声でかくね?
先日仕事で北米に行く機会があったが、その際にアメリカ人が公衆の場で大声で会話している場面に何度も出くわした。楽しそうに話しているのだが、声がでかいので個人的な話が結構周りまで丸聞こえですよと。。
また帰りの飛行機でも周りを気にせず大声で話すので、席が近いと気になってしまうことも。
日本では一般的に大声で話すことは良いとされないし、場合によっては怖い印象を与えてしまうので、多くの場面で声のボリュームは抑える傾向にあるが、欧米ではどうも異なるらしい。
でも待てよ。日本でも声が大きな人はいるぞ?
そういった人に高圧的で嫌な印象を抱くこともあるが、コミュニケーション力の高い人と感じることもある。
そのようなことを考えると原因1に対しては以下の改善が必要だと思う。
- 会話を開始する際には、相手以外にも会話が聞こけてしまうくらいの少し大きめの声で話す
なので最初は挨拶や近況など当たり障りのない話から始めるのがベター
- 相手に声の大きさを合わせる
相手が大きな声なら大きな声で、小さな声なら小さな声で話すように調整する
これがうまく実践できれば相手が誰であろうとうまく対応できるのではないだろうか。まずは実践してみていずれご報告します。
2つめの原因は委縮してしまってること。
これもよく言われること。英語に対して苦手意識を持っていると委縮してますます内容が伝わらなくなる。
日本人と外国人で打ち合わせする際によく見る光景。日本人の方が正しいこと話をしているのに、小さな声で自信なさそうに作り笑いで話していて、外国人は正しいかどうかもわからない自分の考えを、さも真実かのように真顔で大きな声で堂々と話す。
こういった場面に出くわすと、もったいないなーとも思うし同じ日本人として少し悔しいとすら感じる。
根本対策としては外国人と英語との会話経験を増やすことで徐々に改善されるのだろうが、そんなことは最初から百も承知だし、私を含めてすぐ改善できることではない。
ヒントになるのは、日本人以外でも英語が苦手な国の人はいるけど、彼らは英単語だけでも堂々と主張するという点。彼らと日本人の文化的な差はあるかもしれないが、もしかすると勇気を振り絞ってできない英語で自己主張しているだけかもしれない。ただ、はたから見ると十分コミュニケーションが取れている。
よって虚勢でも良いから堂々と話す姿勢こそがコミュニケーションの基本になる。
しかし、私のように気の弱い人間はどうしたらよいか?
私は以下の対策を実践しようと思う
- 相手をAI(アレクサやグーグル)だと思う
本来のコミュニケーションの目的からは、あまり良い対策とは言えないが、私を含めて委縮してコミュニケーションが取れないよりはましである。しかし、頭でAIだと思い込もうとしても、実際に対面してはそう思えない気もする。
よってもう一つ自分の中で以下のルールを課そうと思う。
- 外国人との会話は「心のチキンレース」と考える
これも本来のコミュニケーションの目的からは、あまり良い対策でもないが、委縮した時点でコミュニケーションがうまく成り立たない以上、虚勢でも良いから対等かのようにふるまう。本来会話は全て対等であるべきなのだが、それが自然とできない私のような人間にとっては少し強いワードで自分を奮い立たせる必要があると思った。
では「心のチキンレース」とは何か?本来チキンレースとは”相手の車や障害物に向かい合って、衝突寸前まで車を走らせ、先によけたほうを臆病者とするレース”だが、ここでは以下のように考える
相手と向かい合って、会話の終わりまで堂々と自身の考えを主張し、先に心が折れて委縮したほうが負けのゲーム
どうだろうか。本来会話とは勝ち・負けではない。しかし安心してほしい。上記した「心のチキンレース」に敗者はいない。そもそも欧米人は屈服しない。我々が勝手に心で負けて(委縮)いるだけなのだ。なのであくまで自身が負けなければ会話の相手も自分も両方勝者になって気持ちの良いコミュニケーションが取れるはずなのだ。
とまあ自分なりの改善策を書いてみたのだが、本当に有効かどうかはまた、追って報告する。